呼吸器系の緊急手術例

18歳の猫が、正常に空気が吸えない状態で来院。首を少し動かすだけで息ができなくなる状況でした。

ゆっくり興奮させないように、呼吸が安定したタイミングでレントゲンを撮影すると、気管内に約1cmの腫瘍が確認できました。

猫の気管内のリンパ腫

気管内リンパ腫の絵

緊急で気管切開の手術を行い、呼吸が安定して出来るようにしました。同時に、食道チューブを留置して栄養を確保し、細菌の培養検査と腫瘍の病理検査を行いました。

検査結果はリンパ腫だったので、抗がん剤の治療を行なっています。通常のリンパ腫が発生する場所は、消化管や前縦隔やリンパ節です。気管内の発生は稀です。

呼吸器の病気では緊急対応が必要になります。今回は永久気管の設置で救命できました。設置後は、気管開口部のケアが必要になります。

猫の永久気管の手術