外見では判断がつかないので、細胞診または組織生検で診断します。肥満細胞腫を過剰に触ると、肥満細胞腫から脱顆粒が起こり周辺で急な出血が見られることがあリます。また、肥満細胞は全身性の高ヒスタミン血症を引き起こし、胃・十二指腸潰瘍、嘔吐や腹痛、血液凝固障害、傷の治癒遅延、肺水腫などを起こします。多くの脱顆粒が起きた場合、死に至る場合があります。

犬の皮膚肥満細胞腫は浸潤性の強い腫瘍なので、手術による広範囲の拡大切除が必要です。肥満細胞腫が発生した場所によっては、十分な範囲で切除ができないこともあります。拡大切除が不可能な場合は、放射線治療を併用したり、手術前にステロイドや抗がん治療を行って肥満細胞腫を縮小させてから手術することもあります。切除した腫瘍は病理組織検査を行います。

猫の皮膚肥満細胞腫は、組織球型と肥満細胞型に分けられます。組織球型は、4歳以下の猫に発生し、多発性でも4〜24ヶ月で自然退縮することが多いです。肥満細胞型は、老齢の猫に多く発生します。これはサブタイプとして緻密性肥満細胞腫と広汎性肥満細胞腫に分けます。 緻密性肥満細胞腫の治療は外科手術になります。広汎性肥満細胞腫は、多発性で皮下組織に浸潤し内臓に転移していることが多いため、外科手術は困難なことが多いです。主に、抗がん剤や分子標的薬で治療します。

 

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