犬の乳腺腫瘍

未避妊の犬が中高齢になると、乳腺に腫瘍が発生することが多いです。

犬の乳腺腫瘍のステージ分類は、腫瘍の直径(大きさ)を重要視しています。乳腺の腫瘍は、避妊手術を行っていない中高齢の雌犬で多く発生します。犬の乳腺腫瘍はサイズの増大とともに悪性である確率が高くなります。腫瘍のサイズ、リンパ節転移、遠隔転移を判定して、ステージ1〜5で分類します。ステージが低ければ根治を目指した治療を行い、遠隔転移がある症例は生活の質の改善を目的とした治療になります。乳腺腫瘍は手術で切除することが、最良の治療方法になります。

腫瘍の直径が1cm以下で治療と始めることが重要です

早期発見で手術が行えれば、悪性度の高い乳腺癌でも完全切除で完治が望めます。1cmを超えるとサイズの増大に比例して死亡率が高くなります。

腫瘍の直径3cmを越えると転移率が上がります

卵巣摘出手術を同時に行った法が良いか?

2013年にKristiansenらの発表で、卵巣子宮摘出により新たな乳腺腫瘍の発生率が下がると報告があります。

 

炎症性乳がん

乳腺腫瘍で、発熱、痛み、炎症が強い場合は炎症性乳がんと診断します。炎症性乳がんでは、手術を行ってもすぐに局所再発が起こります。積極的な治療が不可能な場合でも、緩和治療が行えます。

手術方法

腫瘍のみの切除、領域乳腺切除、乳腺の全摘出の手術法があります。

 

乳腺腫瘍の切除後

腫瘍の摘出後は、病理検査によって、悪性度、脈管浸潤、リンパ節転移などを確認します。リンパ節転移が無ければ2年後の再発率は30%以下、リンパ節への転移があれば半年後の再発率は80%、2年以内の再発や転移率は97%です。

 

 

猫の乳腺がん

犬の比べて猫の乳腺がんは、自壊や腐敗臭などの局所浸潤性が強いです。また、手術後の再発や転移が高頻度で起こります。3cmを超える大きな乳腺腫瘍では、積極的な拡大切除が必要です。

 

 

 

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