症例

骨折

小型犬の橈尺骨骨折は、ほとんどの症例で手術が選択されています。手術による治療は、骨折面が正確に整復できますが、LCPに代表される強固な固定の手術後に、骨吸収が起こり癒合不全になる症例があります。骨吸収が起きた時に行う再手術や治療は長期間にわたることがあり、犬と家族の負担が重大になります。

小型犬の細い前足の骨折では、手術で行う開創や強固な固定が骨再生の障害になります。そこで、仮骨を形成させて骨再生させる2次骨癒合によるギプス治療に転換しました。

従来のギプスは、完全固定で部分負荷がかからないため、亀裂骨折でしか治療に用いられていません。そこで、改良した立体的な3Dのギプスを作成しました。

3Dギプスの治療では、横骨折、亀裂骨折、橈骨遠位骨折の時に多くみられるフォーク状に変形した骨折や、骨折端がずれた骨折でも徐々に仮骨が形成されて骨折が治癒しました。若齢の小型犬から大型犬までの橈尺骨骨折で治癒が可能でした。特に、足首の細い小型犬の手首近くの骨折の固定は安定的でした。

骨折

2019/6/14

3Dギプスで治す小型犬の前足骨折

小型犬の橈尺骨骨折は、ほとんどの症例で手術が選択されています。手術による治療は、骨折面が正確に整復できますが、LCPに代表される強固な固定の手術後に、骨吸収が起こり癒合不全になる症例があります。骨吸収が起きた時に行う再手術や治療は長期間にわたることがあり、犬と家族の負担が重大になります。 小型犬の細い前足の骨折では、手術で行う開創や強固な固定が骨再生の障害になります。そこで、仮骨を形成させて骨再生させる2次骨癒合によるギプス治療を行っています。ただし、従来のギプス固定は、完全な骨折を治癒させることは困難と ...

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骨折

2019/5/31

骨折の手術後の癒合不全

骨折の癒合不全のリスク プレート手術後の骨吸収 創外固定手術後の骨吸収 通常は、手術後に骨が癒合して治癒するのですが、手術後に骨吸収が起こり骨が細く脆くなり、再骨折や歩行障害を起こす症例を見ることがあります。多くが小型犬で多く報告されています。 院長オーナーは、手術後に起こる骨吸収のリスクを許容できないのでは? 小型犬の前足骨折で、手術後に骨吸収が起こりやすいのはナゼか LCPによる手術後の骨吸収 プレート手術は、骨折部を強固に圧着させ髄腔内血流を維持して癒合させます。猫や中型犬に比べて、小型犬の前脚の骨 ...

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骨折

2019/5/31

骨折の手術

小型犬の前足骨折の手術         プレート法     ピンニング法           創外固定法     ギプス固定   現在、小型犬が前足骨折をした場合の治療は、ほとんどが手術を選択されています。骨折の手術法には、プレート法、創外固定法、ピンニング法があり、前足骨折は、プレート法で手術を行うことが多いです。プレート法とは、チタンやステンレス製のプレートとスク ...

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再生医療

椎間板ヘルニアなどの脊髄疾患で、幹細胞による再生医療が行えます。脊髄空洞症や多発性椎間板ヘルニアで、治らないと諦めていた症状でも、回復できる可能性があります。

再生医療

2019/6/14

再生医療

脂肪幹細胞の点滴と、PRP療法ができます。今まで治らないとあきらめていた疾患でも、症状が改善させられる可能性があります。 幹細胞療法(椎間板ヘルニアの場合) 椎間板ヘルニアでは、幹細胞療法を選択しています。手術より体の負担が軽く、多発性椎間板ヘルニアや首の椎間板ヘルニアでも、手術と同等以上の効果が期待できます。 step1診察 診察をおこない、院内で全身検査を行います。椎間板ヘルニアの急性期で炎症マーカーが高い場合は、入院で静脈点滴を行います。   step2MRI検査 炎症が治る亜急性期に、MRI画像を ...

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特殊外科

サージカルルーペが必要な手術(猫の尿管結石、犬の胆嚢摘出)や、特殊技術が必要な手術(フィラリアの摘出、犬の気管虚脱)も行なっています。

特殊外科

2019/6/14

猫の尿管結石

猫の腎臓疾患のうち、尿管結石の発症割合は近年増加していると報告されています。 尿管結石は、腎不全を起こします。 腎臓から膀胱につながる管を、尿管と言います。猫の尿管は細いので、1~2mmの結石で、尿管がつまります。結石が詰まると、腎盂から腎臓に圧力がかかり、水腎症や急性腎不全の症状が起こります。 尿管結石腎臓結石膀胱結石 若齢で腎機能の低下がある場合は、超音波検査で尿管をチェックしましょう。 尿管に閉塞していた結石。砂利のようです。 早期に摘出手術を行います。 院長尿管に結石が詰まった状態では、慢性腎不全 ...

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特殊外科

2019/6/14

フィラリアの手術

フィラリアは、犬の心臓の中に入り込む寄生虫です。心臓の中のフィラリアよって、急激に貧血や血尿の症状が出ることがあります。 超音波検査で心臓内にいるフィラリアを確認します。白く点状に見えます。

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特殊外科

2019/3/24

会陰ヘルニア

未去勢の中齢以降の雄犬に好発します。 男性ホルモンにより、肛門周囲(会陰部)の筋肉が萎縮することで、筋肉間に隙間が生まれ、直腸や前立腺、膀胱が脱出する病気です。 臓器が本来ある位置からずれてしまい、正常に排便行為や排尿ができなくなります。 膀胱が脱出した場合には腎不全が続くこともあり、緊急的な整復が必要になることがあります。 直腸が脱出した場合には、突出した直腸に便が貯留し、便秘の症状や、不快感からなんども力む姿勢(しぶり)の症状が出ます。宿便が続く事で、直腸の一部が膨らみ、直腸憩室になり、さらに病態は進 ...

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腫瘍外科

口腔内腫瘍で顎骨摘出する手術、皮膚移植が必要な巨大皮膚腫瘍、リガシュアを使用した肝臓ガンや腎臓がんの摘出手術、ビルロート法による胃がんの摘出手術も行えます。

腫瘍外科

2019/5/3

はじめに読む・ガンの診断と治療

初期の皮膚腫瘍を発見しやすい人は、飼い主さんやトリマーです。また、定期的な獣医師による健康診断は、小さな皮膚腫瘍でも発見できる確率が高くなります。 ココがポイント 腫瘍は小さい時ほど、完治ができる可能性が高くなります。直径1cm以下で、治療を開始できることが望ましいです。 腫瘍の発見のコツ 家で発見できる腫瘍は、皮膚腫瘍と乳腺腫瘍です。毛の流れが異なる箇所や、毛を舐めて唾液で濡れている場所をチェックしましょう。 早期で見つけにくい場所は、口内とお腹の中にできる腫瘍です。口内は歯磨きの習慣があれば、家で早期 ...

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腫瘍外科

2019/5/5

乳がんの手術

犬の乳がんの手術 乳腺腫瘍の予後は、大きさが重要です。乳腺腫瘍は手術で摘出します。 乳腺腫瘍の原因と予防 乳腺の組織の一部が女性ホルモンの影響を受けて増殖し、遺伝子変異などにより、腫瘍化する病気です。 子犬や子猫のうちに卵巣摘出術を行うことで、女性ホルモンの影響を減らすことで、発生率を下げることができると言われています。 良性腫瘍と癌 犬の乳腺腫瘍では小さい腫瘍ほど悪性度が低いと言われており、3cm以上で、大きいものや、硬くいびつな形をしているものほど、悪性となる可能性が高いと言われています。 腫瘍のタイ ...

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腫瘍外科

2019/3/24

犬と猫の口腔内腫瘍

口腔内腫瘍は、悪性腫瘍の場合では進行度の早いものが多く、早期診断が必要な病気にもかかわらず、口腔内の奥に発症した場合は、発見が遅れがちになります。   良性では歯肉腫(エプリス)が代表的ですが、骨まで浸潤するタイプもあるため、顎骨を一部含めた切除が必要になります。 悪性腫瘍では、犬と猫で発生しやすい腫瘍は分かれており、犬ではメラノーマ、扁平上皮癌、線維肉腫の順に、猫では扁平上皮癌が多く見られます。 いずれの腫瘍でも、血行が豊かで、大きくなる速度も早く、非常に壊れやすい特徴を持つため、出血したり、 ...

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整形外科

膝蓋骨内方脱臼、前十字靭帯断裂の手術も行なっています。

整形外科

2019/3/25

犬の膝の手術

 膝蓋骨は大腿骨四頭筋と膝蓋靭帯の間にあり、膝が屈曲、伸展した時に、大腿骨の遠位に存在する滑車溝を滑らかに移動し、筋肉、靭帯、大腿骨、脛骨が正しい位置で動くように働いています。 小型犬で多い膝蓋骨脱臼は膝の内側へ脱臼することが多く、持続的な脱臼が続くと、大腿骨の滑車の内側の骨と、膝蓋骨が擦れることで、関節炎を発症します。 さらに経過が長くなると、膝蓋骨をつなげる筋肉や腱の付着部に強いテンションがかかり、骨の変形や、膝の内部の構造物の変性や断裂を引き起こします。 特に、膝の内部に存在する半月板(大 ...

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軟部外科

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